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​評価制度とは

​1. 評価制度概要

評価制度とは、評価基準を明確にし、従業員個々人へのフィードバックを行うことにより従業員の成長を促す目的があります。評価制度は①評価の仕組みと②評価の流れで構成されています。

​評価制度の全体像

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​2. 評価の対象

スタートアップ・ベンチャー企業で現在評価項目としてメジャーなものは、①成果項目と②行動項目です。事業・組織への貢献度を「成果」項目で、会社として従業員に期待すべき行動の体現度を「行動」項目で評 価します。目標設定の仕組みは、成果はOKRやKPI等が用いられることが多く、行動は等級定義に照らしあわせて設定することが多くなっています。

​評価の対象

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成果目標と行動目標についての評価ウェイトは、50%、50%とすることもありますが、昨今では成果一辺倒ということではなく行動目標のウェイトを高く設定するスタートアップ・ベンチャー企業も多いです。また、上位等級になればなるほど業績への影響力を持っていただくという意味で「成果」の比重を高め、下位等級の場合には業績への影響は当然小さく責任も小さいため「行動」の比重を高めるケースもあります。

​評価のウェイト

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​3. 評価の基準

各目標や各コンピテンシーなどについて目標をどの程度達成しているのかを示すためには、評価の段階を決める必要がありますが、だいたい成果目標・行動目標ともに、5段階で評価することが多く、総合評価については中心化傾向を避けるため7段階程度で評価することが多くなっています。

​評価の基準例

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​3. 評価の流れ

スタートアップ・ベンチャー企業の場合、一評価期間を短めで3か⽉~6か⽉で設計し、なるべくPDCAを多く回すことで成長スピードを加速させたいといったポリシーを持っていらっしゃるところもありますが、評価制度自体に不慣れな企業の場合、あまりに短期間だと運用が間に合わないケースもあり、一旦は半年程度を評価期間とするほうが現実的です。

スタートアップ・ベンチャー企業の場合、期初の目標設定ミーティング等のほかに、評価者と被評価者で毎月や隔月で1on1ミーティングを導入するケースが多いです。

​評価期間例

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